ヨーロッパの村祭りを見ていると、日本とよく似た行事にであいます。なぜでしょう。ヨーロッパがキリスト教になる前からあった豊作や長寿を願う民間信仰が今も生きているからです。 本書はそれを「古層」とよび、ヨーロッパ7カ国の村祭りを豊富な写真で説明しています。 著者 芳賀日出男 (はがひでお) |
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ゲルゾウの子供たちは1月第3日曜日は楽しさと怖さがいっしょに来る日である。日が暮れると、お母さんたちは魔女に変身し、夜明けまで悪い子がいないか、家の窓をひとつひとつのぞいてまわる。
ブルガリア
シロカ・ルカ村の祭りにやってきた、高さ4メートルの円錐形のとんがり帽子をかぶったスシツァ村のクッケリ。春を呼ぶよそおいを感じさせる扮装である。
町を訪れた騎馬の勇士ウドは、槍、宝剣で竜を退治する。ウドは姫と結婚、人々に祝福される。
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ラトヴィア 仮面仮装の行事キエカタス |
オーストリア 年越しにやって来る鬼クランプス |
スイス 正月に森の聖霊たちが農家をまわる |
スイス やさしいお母さんは、今夜は魔女 |
ブルガリア 新春のトリックスター、クッケリ |
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ラトヴィア 夏至の日の行事リーゴ |
デンマーク イギリス スペイン よみがえるヴァイキング |
イギリス 春に目覚めた喜び、メーデー |
ヨーロッパの竜と出雲の大蛇 |